自社工場だから出来るテントづくり
ゴトー工業の技術・製作現場紹介

ゴトー工業は、創業76年の老舗テントメーカーとして、自社工場での製造にこだわり、川口工場と新潟工場の2拠点で、ものづくりを行っております。
試作品から量産品、オリジナルテントと、お客様のあらゆるご要望へお答えします。

テントづくりは大きく分けてフレーム加工(金属加工)とシート加工の2つから成り立っております。

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フレーム加工・金属加工について

フレームの製造工程は、≪部品製作≫≪組立加工≫から成っております。
弊社のパイプテントは、パイプ自体に溶接をせず、溶接済みの部品をパイプへカシメて固定し、製品にしております。
これは、パイプへ直接溶接すると、その後のメッキ処理時にハンドリングが悪くなる事、そして処理を怠ると、錆びて強度が落ちることを防ぐためです。

部品製作

まずは、テントを構成する部品を製作します。

1.溶接加工
テントフレームには、多数の部品を使用しておりこれら部品の制作に、溶接を駆使しております。
規格品を作る際は、溶接ロボットによる溶接作業を行っております。
特注品を製作する際は、工場の熟練工達の手作業で製作いたします。
ゴトー工業では規格品の大量生産も、特注品の小ロットも、お請けすることが可能です。

 

2.曲げ加工
曲げ加工は、その名の通りパイプを強力な力で曲げる加工です。
桁のパイプを差し込むところによく使用しています。
主に使うのは38.1φ、31.8φ、22.2φ、19.1φの4つの直径のパイプです。

 

3.絞り・拡張加工
絞り・拡張加工は、機械を用いてパイプの先端を細くしたり、広げる加工です。
別のパイプに差し込む事ができ、パイプ同士を連結よる事ができます。
弊社では、38.1φ、31.8φ、22.2φの3種類の径のパイプを絞ることが出来ます。

 

4.面取り加工
面取りは、切りっぱなしのパイプの端を触ってケガをしないように、
専用の機械でバリ取りをして、丸みをつける作業です。
ゴトー工業では、手が触れる可能性のある部分はすべてこの面取りを行っています。

 

5.メッキ加工
ゴトー工業で製造しているテントのパイプフレーム・部品には、基本的に全てにメッキ加工が施されております。
メッキの色は、基本的にシルバー(ユニクロメッキ)と黒(有色クロメート)の2色を採用しています。
ゴトー工業では、大きな長物もメッキ加工できますし、細かいものを1000個、2000個・・・と、
メッキ加工することも可能です。もちろん1個からでも承ります。

 

6.塗装加工

ゴトー工業では、メッキ加工だけでなく塗装仕上げも行っております。

メッキ加工→塗装の順で加工しておりますので、例え塗装部分が取れても

錆びに強い特徴は健在です。

 

組立加工

製作した部品を、パイプにカシメ、フレームを形成していきます。

パイプテントの全ての構成部材は、プレス作業により、パイプへ部品をカシメて製作していきます。

ゴトー工業では、パイプテントの生産において、

「品質を落とさず」、「安定して効率よく」、「大量生産する方法」 を考えた結果、
プレスによるカシメ方式での、パイプテント生産にたどり着きました。

この生産方式により、皆様の短納期の受注にお答えする事が出来ています。

 

シート加工について

シート加工は、新潟工場・川口工場の2拠点で行っております。
パイプテント用のシート加工に限らず、カバーや収納袋、トラックシートやタイヤカバー、
オーニングや懸垂幕など、あらゆる幕類の製造を承っております。
シートの加工は、主に≪裁断≫≪溶着≫≪縫製≫≪仕上げ加工≫から成り立っております。

裁断

ゴトー工業では、裁断を自動裁断機によって行っております。
新潟工場:ZUND社製 G3 XL-3200 対応原反幅2,270㎜ コンベアシート送り
川口工場:㈱島精機製作所製 P-CAM221S 対応原反幅2,200㎜ コンベアシート送り
国内製のテント生地は、2,050㎜幅が最大ですので、ほぼ全てのシートが裁断が可能となります。
それぞれの機械に特性が御座いますので、仕事内容に応じた使い分けをしております。
自動裁断機は、人手による裁断の様にズレが起こりにくく、複雑な曲線もミリ単位で、正確に、素早く裁断が可能です。
ロット毎の仕上がり公差やバラつきもほとんど無い為、お客様から製品の仕上がりに信頼を頂いております。

 

溶着

裁断した生地貼り合わせて、1枚の大きなシートへと加工する際に、溶着という作業を行います。
溶着した部分はシート同士の塩ビがしっかりと溶け込み合う為、雨などの水が入りません。この溶着をするための機械が高周波ウエルダーです。
テントは、「雨よけ」の用途として使用される事が多いため、この高周波ウエルダーは、シート加工の上で、かかせない機械となります。
大きなシート同士をつなぐだけでなく、小さな部品やロゴを溶着したり、金型次第で様々な用地に活用しております。

 

縫製

周囲の仕上げ、部分的な補強取付、ファスナーの取付などシートの細かい加工は、ミシン縫製で行います。
弊社では1本針ミシン、2本針ミシンを用途に応じて使用しております。

 

仕上げ加工

ハトメ打ち シートを結わくヒモを付ける為に、ハトメ打ち機でハトメを打ちます。通常は#25の真鍮色を使用しておりますが、
用途に合わせて、ハトメの大きさや素材(アルミ・真鍮・ステンレス)を選んでいます。
紐付け 前工程で打ったハトメへ、結わきヒモを付けます。お客様のご要望により、紐の材質、色、長さを選んでおります。

 

このようにして、ゴトー工業では、日々お客様により良いものをお届けできるよう、社員一同日々尽力しております。

「テントじゃないけれど、こんなフレームをつくれないか?」
「製品情報にはないような特注の幕って作れない?」
「納期あまりないけど、引き受けてもらえるかな?」


上記のようなご相談、是非ゴトー工業にお任せください!
誠心誠意対応させて頂きます。

 

ゴトー工業の特徴