雹(ひょう)被害にあったテント倉庫の張替え工事
こんにちは、ゴトー工業です!
今回は、テント倉庫のシート張替え工事の事例を、張替え手順と合わせて、ご紹介させて頂きます。
昨年の秋に雹(ひょう)被害を受け、シートに穴が開いてしまった、というご相談を頂戴しました。
テント倉庫の本体シートへ、無数の穴を確認した為、全てを張りかえるご提案をさせて頂き、ご発注頂きました。
テント倉庫のサイズは、10m×20mのサイズで、テント倉庫用の防炎認定生地を使用致しました。
屋根部分はアイボリー、側面はエメラルド系のグリーンというツートン仕様になります。
シート張替え作業は、全体で3日間の工期で引き渡しとなりました。
まずは、古いシートを剥がして行きます。
古いシートは見た目は綺麗に見えても、紫外線で劣化していますので、かなり薄くなってきており、簡単に手で切れてしまう程です。
そして全てのシートを剥がした所が、下の写真です。
この段階で、フレームの痛み具合によっては、フレームの再塗装をお勧めしています。フレームの再塗装を行う事で、
テント倉庫本体の寿命を延ばす事が出来ます。またホコリの溜まった汚れたフレームへ、新しいシートをかぶせる事になりますので、
どうしても新しいシートが汚れてしまいます。フレームの再塗装を行う事で、新しいシートは汚れにくくなります。
今回の現場では、再塗装が不要な綺麗な状況で御座いましたので、そのまま新しいシートをかぶせていきます。
まずは畳んだ状態で、倉庫頂上部に本体シートをクレーン車で載せます。これを長手方向(20m方向)へ引っ張り、
テント倉庫全体に、シートを伸ばして広げていきます。
次に、流れ方向(間口方向)へと、シート広げていきます、
位置を合わせながら、側面のシートをそのまま降ろします。シート全体の位置合わせが、とても重要な作業です。
次に、シートをフレームへ固定していきます。
シートを均等に引きながら、全体のバランスをみて、ロープでテンションをかけていきます。
そして張替え工事の完成です。
新品の建てたばかりの様に、きれいなテント倉庫へと生まれ変わりました!
テント倉庫のシートは、大よそ7年で張替えが必要と言われております。今回の様に、外的な要因・負荷がかからなければ、
10年以上お使いになられているケースも御座います。ただ、冒頭に申し上げた通り、古くなったシートは、紫外線により
劣化しており、見た目では分かりにくいですが、痛んでいます(紙の様に薄く、ペラペラになっていきます)。
テント倉庫の中には、出荷前の大切な商品や、金型など様々な物を保管されていらっしゃると思いますので、
シートが破け始める前に、是非シートの張替えをお勧め致します!
テント倉庫の新設、張替え、移設など、どんな事でもお気軽に、ゴトー工業までご相談頂けましたら幸いです!