社内研修で大阪万博に行ってきました!

 

皆様こんにちは、ゴトー工業です。
毎日暑いですね!今週は梅雨空が戻ってきますが、
蒸し暑さは続きますので熱中症対策をしっかりしていきましょう!

 

さて、先々週の週末(12日~13日)に臨時休業させていただきましたが、
実は社内研修で大阪万博に行っておりました!
川口本社の社員、新潟工場の社員・パート合わせて総勢17名ではるばる大阪まで向かいました。

 

「なんで社内研修で万博?」と思われる方もいるかもしれませんが、
実は万博の建物にはテント膜材を使用したものがたくさんあります。

国内パビリオンだけでも、電力館・大阪ヘルスケアパビリオン・PASONA NATUREVERSE・ガスパビリオン・飯田グループ×大阪公立大学共同出展館・・・
他にもさまざまなパビリオンでテント膜を使用しています。

 

大屋根リングの天井部分にも膜体が使われており、会場中見どころ満載でした!

 

 

以下、何点か個人的にピックアップしてご紹介いたします。

 

 

●いのちの未来

 

遠くから見ると真っ黒ですが、近くで見るとメッシュ素材になっていることがわかります。
メッシュの目地があるので、水が流れると模様になって波打って見えます。

水が流れているときと流れていないときで表情が変わるので、万博にこれから行く方はぜひ観察してみてください。


メッシュなので採光性もあり、内側からは外が見えるそうです。(写真はイタリア館のもの。同じメッシュが使用されています。)

 

●null2

 

話題のパビリオンですが、この鏡のような外観は実は膜体で作られています!
今回のために開発された「ミラー膜」、伸縮性があり所々で動いたり振動したり、生き物のように動いていました。

 

膜材もすごいのですが、これをしわや弛みがないように施工した技術も素晴らしいです。

 


夜にはライティングされて、周囲の明かりも映り込んで昼間とは違う表情が見られます。

ミラー膜により、一瞬一瞬が唯一の姿となりますので、万博に訪れた際には一度ご覧になってください。


 

●クウェート館

海外パビリオンでもひと際目を引くこちらのパビリオン、フレームは400φの角材を曲げて作っているそうです。
普段弊社が扱っているパイプは31.8φなので、12倍以上の太さ・・・どうやって曲げているのか、想像できません。
膜体は二重になっていて、フレームとの固定部分が外側から見えない作りになっているそうです。

●ガスパビリオン

大阪ガスが開発した暑さ対策の新素材「SPACECOOL」を利用したパビリオンです。
写真ではわかり辛いですが、シルバーの膜でギラギラ光っていて大変まぶしかったです(笑)


既存の暑さ対策用膜材では遮熱・断熱素材を使用していますが、
SPACECOOLは放射冷却素材で、宇宙に光を反射することで熱を放射するそうです。
(詳しくは→Daigasグループ(大阪ガスグループ)様のページにて)

 

実際に膜を触ったら、午後の暑い時間だったにも関わらず膜自体は熱くなく、
またパビリオン内もひんやりしていました。
(ガスパビリオンは自由入場エリアがあります!ガスパビリオンのミニチュア模型もあり、そこだけでも楽しめました。)

近年は異常気象かと思うほど暑さが厳しくなっていますので、
ゼロエネルギーで熱中症対策ができるSPACECOOLには注目が集まりそうですね。

 

 

 

他にもさまざまなパビリオンやテントを視察できました。
テント膜を使用した建造物をこんなにたくさん観察できるのは、なかなかない機会だったと思います。
工場の方に技術的な部分も聞けたり、交流も深められて有意義な研修になりました。

 

この経験を生かして、お客様によりよい製品をお届けできるよう努力してまいります。
今後ともゴトー工業をよろしくお願いいたします!