テント倉庫のシートの耐久性について

こんにちは、ゴトー工業です。

 

 

秋らしい心地の良い季節はあっという間に過ぎ去り、朝晩肌寒い季節が到来しました。

弊社工場のある新潟県見附市は、垂直積雪量2.1mの地域ですので、これからの季節はとても憂鬱な季節となります。

 

 

今回は、そんな積雪地域におけるテント倉庫の状況をお伝えしたいと思います。

テント倉庫の幕材は高強度な幕材ですが、一般的なテント生地と同様、塩ビのコーティングがされた材料です。

長い間、屋外で太陽や風雨にされされますので、表面の塩ビは劣化していきます。

 

 

 

 

するとテント生地表面は、本来の塩ビの弾力が無くなり、スベスベだった表面はカサカサとなっていきます。

具体的には、塩ビから可塑剤が抜けていく事で起こるのですが、可塑剤が抜けると弾力が無くなり、耐久性が落ちていきます。

一般的にテント倉庫用の幕材は、5~7年経過後に張替えを推奨していますが、多くのお客様はシートが破けるまでご使用になる事が多いです。

但し、倉庫内に大切な商品を保管されているお客様も多い為、張替周期を定めて予算取り、実行される事をお勧め致します。

 

 

 

下記は、新潟工場で実際に使用しているテント倉庫の、室内から撮影した写真です。

 

 

写真で、天井のシートの色が、途中から暗くなっているのが分かると思いますが、これはテントに積もった雪です。

幕材が古くなってくると、先に申し上げた通り表面が潤滑では無くなり、カサカサと肌荒れした様になります。

すると今までは滑り落ちていた雪も、テントから滑り落ちず、屋根に留まる様になってしまいます。

 

 

 

 

こうなると、雪が落ちずテントフレームへ負担がかかり、最悪はテントが倒壊する事も起こり得ます。

その前に、まずはテントシートへ負担がかかり破損が起ります。写真は天井面肩口の写真で、積雪によりシートが破け始めた状態です。

こうなると、何かの拍子に強い力が加わると、一瞬で幕材は破けていってしまいます。

 

 

 

 

 

そこで早急に幕材の張替えを行う事となりました。既存シートを取り外し、新たな物へと張り替えていきます。

 

 

 

 

 

新たに張り替えた幕材は、今までよりも高耐久で、耐久10年の「ウルトラマックス タイプC」、カラーはシルバーです。

 

 

 

 

 

そして現在、上記の張替え完了より3年半が経過致しました。現状のテントの状況をご覧ください。

 

 

 

如何でしょうか?3年半経過していますが、それほど汚れも付いておらず、さすが高耐久材料だと感じます。

よく見ると雨ダレなどありますが、まだまだシートに弾力があり耐久性も十分という感じです。

 

 

 

 

弊社では、自社でしっかりと検証を行い、その上でお勧めできる商材を採用しています。

また雪の多い地域だからこそ、テントの耐久性にもこだわり、製造を行っています。

 

 

テントの事は、ゴトー工業へ、是非ご相談下さい!